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蜜蝋鋳造技法について

制作方法について

蜜蝋をひいているところと、ひいた蜜蝋

形を作っているところ
《制作過程2》形を作る
まとう方、作り手、シルバー...
全てが調和し、音楽を奏でるように緩やかに曲げたもの、急に曲げたもの、太いものや細いものを連続させたり、交差させたりして形を作っていきます。
ひき目模様の美しさ、形の美しさだけでなく、完成した時の重さにも気を配ります。
また、身につけた時に行動を制限する部分はないか、十分な強度があるか等も考えながらデザインと実用性のバランスを見極めていきます。

(右上)水の中で石膏型を壊すところ
(左) 溶かしたシルバーを流し込むところ
(右下)石膏液に蜜蝋を沈めた石膏型
《制作過程3》蜜蝋からシルバーへ(鋳造)
形を作ったら、石膏液の中に沈め、溶かしたシルバーを流し込むための石膏型を作ります。
石膏型は電気炉で半日以上かけて焼き固めます。
沈めた蜜蝋は電気炉の中で燃えてなくなり、蜜蝋で作った形の空洞ができます。
この空洞の中に溶かしたシルバーを流し込むことで、蜜蝋で作った形のシルバーが作られます。
流し込んだシルバーが熱いうちに型ごと水の中に入れて、型を壊して取り出します。
(毎回とっても緊張します...。)
この工程で得られたものに、必要であればパーツやルース(石)を取り付けて研磨して作品の完成です。
2010 - present
2010 - present
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